2020.01.24 山村惠一(奈良)


  24日の朝日新聞朝刊の「声」欄に“首相と会食 どんな感触得た?”の投書が掲載されている。この10日に安倍首相とマスコミ関係者との会食を「首相動静」で知り、権力者を監視するメディアの、特定のメンバーだけが定期的に首相と会食するのは、読者に疑問を抱かせるとして、この会に出席していた朝日新聞の編集委員が担当のコラム「日曜に想う」で、その会食に触れていなかったが残念で、なぜ、首相との会食がなぜ必要なのか、費用負担は?、どんな話をしたのかを、次のコラムにぜひ書いてほしいとされている。
私も、首相とメディアの距離が近すぎることに懸念をもっていて、10日の会食には、新聞社は朝日・毎日・読売の各社、テレビはNHK・日テレ・テレ東京に、政治ジャーナリストの田崎氏が出席している。NHKからは、島田敏男名古屋拠点放送局長が出席している。島田氏は、政治部記者・解説委員・解説委員室副委員長を歴任し「日曜討論」などの司会を担当していて、副委員長時代から首相との会食に出席していたと記憶している
NHKが安倍チャンネルと揶揄されている昨今、受信料に支えられているNHKこそ、この会食で何が話されたのか、費用は?の疑問に、丁寧に説明することが求められている。