朝日新聞1月8日の夕刊「取材考記」を読み、久しぶりに爽やかな感動を覚えました。

 

記事のサブタイトルは「違和感見逃すな 取材の基礎」政治部の記者で署名入りの記事です

 

去年の11月8日の参議院予算委員会で、共産党の田村智子議員が取り上げた「桜を見る会」を

 

きっかけにした、その後の展開や官房長官の記者会見の様子などが詳しく述べられています。

 

そして、田村議員が指摘した「公的行事の私物化」や「後援会祭り」の追求にマスコミ関係者でも

 

「予算委を見て異常だったと気付かされた。感覚がまひしていた」と反省的に振り返っています。

 

田村議員の「どの政党が政権につこうが、国民が政権をチェックする、国民のための政治であるべき

 

だという観点を取り戻せるきっかけになれば」のコメントを紹介しながら、

 

記者自身のまとめとして「違和感を覚えたら、放置せずにチェックに動く」「長期政権を取材するなか、ともすれば薄れがちな取材の基礎を改めて思い知らされた」と結んでいます。

 

冒頭でも述べましたが、この記事を読んで爽やかな感動を覚えました。

 

違和感を見逃さないで取材に取り組んでいる現場の記者にエールを送りたいと思います。

 

 

 

                   NHK和歌山OB   浦野敏  75才