放送を語る会とは


                             ~視聴者・研究者・放送労働者のトライアングル~


「放送を語る会」は、視聴者市民、放送研究者、放送労働者の三つの立場の人びと が、放送について語り合い、研究し、発言する場を作ろうという趣旨で、1990年 8月に発足した団体です。

  会が生まれたきっかけは、1988年の「天皇報道」でした。この業務に従事した 労働者の中から、放送メディアのあり方や、放送現場の状況について批判的に検討し ようという動きが生まれ、翌1989年に、NHKで働く放送労働者有志が研究と実 践のためのサークルを立ち上げ、集会を開催したのが会の始まりです。
  1990年、有志は、視聴者市民、メディア研究者、民放関係者、ジャーナリスト に呼びかけて第1回の市民集会を開催しました。この集会以降、「放送を語る会」と いう名で活動を開始、現在では、さまざまな立場の人びとが放送について考え、研究 し、発言する視聴者団体の一つとなっています。
 当会は、発足以後、毎年1回の「放送を語る集い」、隔月の「放送フォーラム」、重 要な課題についての緊急の集会など開催するとともに、NHKの現場の状況の調査に も力を入れてきました。これらの調査活動は、放送に関する問題での申し入れや、N HK改革の提言などの活動に反映させています。 また、2003 年、イラク戦争でのNHKと民放のニュース番組の比較検証を行った 経験を引き継いで、2010 年からモニター活動を再開、原発事故、TPP、反原発の
市民行動、総選挙、参院選、秘密保護法、集団的自衛権などに関するテレビ報道を 視聴、記録して、その結果を報告書にまとめ、発表しました。

 

「放送を語る会・大阪」は、近畿エリアでその活動をするグループです。


     総選挙をめぐるメディア状況(放送)を会員が語る「選挙カフェ」を開催しました。

         2021.10.23. 女性3名、男性10名、東京3名、大阪10名 参加



 

今回の総選挙の公示前にひらいた、「放送を語る会・大阪」の事務局会議で選挙関連の放送が「つまらないね」となり、今のメディ状況を大づかみできるのではと、会員が寄合い、コーヒーでも片手にゆるく自由に語る場をZOOMでもちました。