山村 惠一(火曜日、201910,22)

予想はしていたものの、朝刊(10/22)のラテ欄は「天皇即位の礼」関連番組一色である。

NHKは、朝7時の「おはよう日本」から夜11時50分の「Nスぺ・昭和天皇の新発見・・・」まで、一般番組は「うたコン」「クローズアップ現代+」くらいである。台風による甚大な被害については、ニュース欄の末尾に「台風被災地は今」などの一行のみ。

民放では、延期された「パレード中継」の午後の枠にカンテレ・読売TVは特番をいれ、TBS、朝日は通常番組に戻すなどしている。パレードが実施されていれば、即位報道一辺倒であったことは想像に難くない。
「放送を語る会」発足のきっかけは、当時、全チャンネルが昭和天皇の「下血報道」一色にジャーナリズムに危機感を持った有志があつまったことにあったが、マスコミの現場が変わっていないことに、さらなる危機を感じる今朝である。