日本記者クラブ主催

 「党首討論」参議院選挙公示を前に (見出しは管理人がつけました)

 

送信者: 平林 光明
コメント:
参院選の公示を明日に控え、3日13時から15時まで、「日本記者クラブ」主催の党首討論があった。中継したのはNHKだけだった。恒例行事とはいえ選挙に際しては重要な企画である。最近はネットでも放送され、機会が増えたのは良いことだが、やはり「日本記者クラブ」主催の討論会は最も歴史があり、権威があるものとされとぃる。構成は前半が各党間の指名討論、後半は記者からの質問といういつもの形だったが、今回は運営が不公平で見終わって不快感すら覚えた。特に異常だったのは後半の、幹事社からの質問の後の各記者の自由質問の時間だった。政権党の総理大臣である安倍氏への質問が多くなるのはやむを得ないが、まるで申し合わせたように、色んなテーマで安倍氏への質問が延々と続いた。特に「消費税を今後上げないか」と賛否を問うた際に、共産党と社民党ははっきり挙手したのに、この2人には発言させず、曖昧な仕草の安倍氏だけ延々としゃべらせたのは、意図的とさえ感じた。特に各党首の発言時間はカウントしていないが、後半はまるで安倍首相の記者会見かと見まがう様相だった。選挙本番でも同様な機会があると思うが、形だけ関心があるように装ったり、平等のように演出されるのは御免である。このところNHKの〝アベチャンネル化”に対する批判が強いが、この様子ではマスコミ全体が〝アベメディア化”しているのではないかと心配になる。