2018年8月11日(土) 17時30分~18時50分 TBS 報道特集 戦争と記録~毒蝮三太夫さんが語る

 

 沖縄県知事の翁長氏の訃報ニュースをTOP項目に、番組は戦争関連枠を特集。自民党員であった翁長氏が沖縄基地移設反対闘争に立ちあがったのは、教科書検定で沖縄戦の集団自決の記述が「消去」されたことがキッカケ。この日の番組キーワードは真実の「消去」に見る歴史的犯罪への追及番組だった。 

空襲被災者としての毒蝮三太夫氏(82歳)の体験や訴えの使命感を織り込みながら、戦争の記録文書の紹介を基調として進行。ところが、何百万人もの戦死者を出した第二次世界大戦を推し進めた為政者たちは、東京裁判での戦犯の処罰をまぬかれるために、事もあろうに大量の公文書を焼却するという大罪を犯していた。 

理由も説明されず、焼却作業にあたった担当者や、GHQから焼却文書の復元命令を出され文書偽造にあたった者の証言は、つい真近かに聞いたニュースに極似。同時に焼却をまぬかれた文書として、日ソ中立条約の破棄からソ連の対日参戦に至る外交公電文書が紹介され、歴史をひも解くうえで戦争への経緯を残された文書によって検証される事の重要性を強調していた。

昭和史に詳しいノンフィクション作家の保坂正康氏の「国民主権が蹂躙され、官僚主権に---」、という警告を紹介しながら、キャスターは自衛隊の「日報」隠蔽や森友問題をめぐる決裁文書の改ざん行為を民主主義の基本をわきまえぬ、歴史に対する犯罪行為として糾弾、刑事訴追の恐れがあるとして、証言を拒否し不起訴となった、佐川元理財局長の文書改ざん理由を改めて明らかにすべきと締めくくっていた。(2018813日 アーチャン)

 

私も視ていました。アーチャンさんの思いと同感です。

 戦争の実体験を語れる世代が、少なくなってきているいま、毒蝮さんの思いがよく理解できました。「モリカケ」「日報問題」などに見られるように国民にうそをつき、公文書を改ざん・破棄する今の為政者、官僚の行いが、先の時代を想起させる恐ろしさと、国民を愚弄し歴史に対する冒涜であると断罪した報道特集でした。(8/14 山村惠一)